2022年度の福井県の不登校の子ども(小中学生と高校生)の人数は、1,818人でした。
不登校の子どもは辛い状況で頑張り続けた末に、辛さが限界を超えて不登校になることがほとんどです。頭痛や腹痛。落ち込みや不安。頑張ることには限度があります。そのような子どもをさらに責めるのではなく、受け止め、支える視線こそがうまくいきやすい支援につながります。
さらに、子どもが生き生きと育つ社会を作るのは、そもそも大人の責任です。そのため、大人が力を合わせて不登校の子どもたちを支えていく必要があります。苦しい時に支えられた経験は、一生の支えになり得るものです。
私は不登校の子どもたちに「これからどうしていきたい?」と問いかけることがよくあります。子どもの気持ちに耳を澄まし、踏み出せる一歩を一緒に考えていきます。人は挫折しても、周りに支えられて、前を向いていくことができます。そんな子どもたちを日々目にしています。
福井スコーレは民間の柔軟性を活かして、子どもが「人と関わるって楽しいかも」と思えるような活動をしてきました。また、これまで延べ358人を超える保護者の相談に乗り、研修や講演を数多く行なってきました。福井スコーレは、目の前の子どもたちを支えながら、公的な支援体制が良くなることを目指しています。
しかし民間であるがゆえに、常に資金的な課題があります。できるだけ保護者に負担を求めるのではなく、自分たちが負担を負うか、子どもへの思いがある方々からの寄付によって活動してきました。
もし子どもたちへの支援に興味を持ってもらえたら、あなたの力を少し分けてもらえると嬉しいです。
感想
子どもによる感想(福井市)
僕はスコーレでボードゲームをしたり話したりし性格が明るくなったりし助けられました。また、いつも新しい事に挑戦するきっかけをもらったりもしました。これからもお体に気をつけて一緒にスコーレをより良いものにしていきましょう。
保護者による感想(福井市)
スコーレは、どんなあなたでもそのままでOKという空気(世の中で1番難しい空気な気がします)が漂っていて、評価・判断されないので、ネガティブなことでも、頑張っていることでも、冗談も真剣なことも、何でもスタッフの方に話すことができるのだと感じています。
活躍している同年代の方の話は、「凄いけど自分には無理」で終わってしまいますが、身近で自分も共感できる方の話は、「自分も頑張ったらできるかもしれない」と思わせてくれるきっかけを与えてくれているように思います。
子どもによる感想(あわら市)
スコーレに行くようになってから普段関われないような方達と関わることができ毎週、毎週初めてやることばかりで楽しいです。これからも誰かの笑顔や元気のきっかけになるようなスコーレでいて欲しいです。スコーレに出会えてよかったです。
保護者による感想(福井市)
スコーレに通うまでは、特に同年代の子どもと会うことをとてもこわがっていて、そのような場所に行くことを本人はまったく望んでいませんでした。それが今では「スコーレは行きたい!」と言います。
さらに、自分自身の人に対する不安を乗り越えようとして、わざと水曜日にも通うようになり、それもかなり慣れてきています。スコーレに通う前には考えられなかった成長です。我が子ながら、たくましいなと感じています。
推薦
福井大学名誉教授 森透さん
私は研究的には、大正期の自由教育運動などを考えてきました。また、「子どもの悩み110番」を毎年開催しています。相談内容で一番多かったのが「不登校」でした。そのため、歴史研究と現代的な課題の両方をつなげて考えていたように思います。
小野寺さんが仲間とともに始めているフリースクールは、いろいろなことにチャレンジしています。小野寺さんご自身が不登校のご経験があるということが大きいですね。悩んでいるお子さんや保護者の方は一度様子を見に行かれるといいなと思います。このような意義のある活動を展開している福井スコーレを応援しております。
福井県の行政職員 加藤さん
「これはすごい!こんな活動をされている人が福井にいたんだ!」。小野寺さんと出会い、福井スコーレの取組みを教えてもらった時、まさにそう感じました。子どもたちがワクワクし、好奇心が高まり、楽しく元気な心が育っていく。また、それは、小野寺さんはじめ心温かいスタッフがいるからこそ。
スコーレのプログラムは年々進化しています。そこがまた素晴らしい。この活動をみんなで応援しましょう。福井の子どもたちに元気を届けるために。
たくさんの方に支えて頂いています
福井スコーレが今の活動を実施できているのは、寄付をしてくれている皆さんのお陰です。継続の寄付をしてくれている方は35人、これまで寄付をしてくれた方は75人です。お一人お一人子どもたちへの思いを持って寄付をしてくれています。ごく一部となりますが、寄付をしてくれている方をご紹介します。
加藤隆弘さん、谷内由美子さん、望月陽子さん、西谷知恵さん、芝田佳子さん、菅井純子さん、松井路代さん、大川祥代さん、高橋絵麻さん
寄付の方法
●活動を継続的に支える毎月の寄付
毎月寄付を頂き、子どもたちに継続して支援を届けます。寄付される方それぞれ事情がありますので、ご都合に合わせて停止して下さい。
金額:3800円、1800円、800円
決済方法:クレジットカード
*決済はStripeを利用しています。世界で最も利用されているオンライン決済サービスの1つであり、GoogleやAmazonでも導入されています。決済情報は高いセキュリティにより安全に管理されますのでご安心下さい。
●今を支える単発の寄付
1回から寄付を頂き、今困っている子どもたちに支援を届けます。
金額:3万円、1万円、6000円
決済方法:銀行振込
あなたの寄付でできること
毎月3800円で
5人の子どもたちに毎月3時間の活動を実施
毎月1800円で
5人の子どもたちに毎月1時間の活動を実施
毎月800円で
毎月1人の保護者に個別相談を実施
寄付の使い道は、子どもとの活動で必要な材料費や教材費、子どもに関わる方への謝礼などです。貴重な寄付を大切に使わせて頂きます。
団体・法人の方へ
地域で子どもを支える活動を応援したい団体・法人の方より寄付を頂けるとありがたいです。支援して頂けたことをウェブなどでご報告します。関心がある団体・法人の方は、お気軽にお問い合わせ下さい。
読み終わった本で寄付をする
お手元にある不要になった本を寄付して頂くことで、その売却代金を活動に充てさせて頂きます。40冊以上からお願いできると助かります。
寄付を頂くと
お申し込み後
最近の活動を郵送かメールで共有
数ヶ月に1回
活動の様子を郵送かメールで報告
毎年3月
寄付者限定の報告会に招待(オンライン開催)
*単発の寄付を頂いた方にも一定期間活動報告を送らせて頂きます。
*メールアドレスや住所の変更、寄付金額の変更、寄付の停止などのお手続きはこちらです。